コラム

新商品開発のこだわり「カンタン酢トマト」

2024.09.24 UPDATE

#ミツカンのはなし

#ミツカン商品

「カン・タン・す～」でお馴染みのカンタン酢シリーズから、24年８月に「カンタン酢トマト」が新発売されました。商品開発担当の新商品への思いやこだわりをお届けします。

1.　これ１本で洋風に！

いろいろな“洋食”がこれ一本で驚くほどカンタンにおいしくできる調味料として、カンタン酢シリーズから「カンタン酢トマト」が新発売されました。

カンタン酢トマト

開発に挑んだのはこちらのお２人！

左から、マーケティング担当の牟田朋樹（むたともき）さん、開発担当の大石竜（おおいしりゅう）さんです。

土日は子どもへの料理に励んでいる牟田さんと、開発歴30年以上で副業では料理教室の講師を務めるほどの料理スキルも持っている大石さん。

そんな料理が好きな２人の「カンタン酢トマト」開発に向けた思いやこだわりを聞いてみました！
この記事を読んだあなたは「カン・タン・す～」と洋食を作っているかもしれません。

2.　開発のきっかけ

「カンタン酢トマト」は開発メンバーの提案から採用され、商品化に至った商品です。ミツカンでは、技術の知見をもとに何かいいものが作れないか、開発側からの商品提案にも力を入れています。

牟田さん：カンタン酢の目分量で味が決まる「カン・タン・す～」は、他の調味料にはない独自価値だと考えていたときに、カンタン酢をベースに素材のおいしさを加えた新たな試作品（今回のトマト（洋食系）や中華系など）を開発メンバーからご提案いただきました。
洋食は多くの人に愛されるメニュー領域ですが、「調味の煩雑さや味の仕上がりに困りごとを抱えている人」「好きだけど作ることができない人」が多いという市場背景もあり、この商品を使ってカンタンに洋食メニューを手作りできる楽しさを届けたいと考え、商品のカタチにしていきました。

３．商品のこだわり

カンタン酢トマトのこだわりやおすすめポイントを教えていただきました。

牟田さん：目分量で味が決まる「カン・タン・す～」でいろいろな“洋食”を作ることができるのが何よりのポイントです。主菜はもちろん、主食、副菜、スープまでと、メニュー開発の方と話をしながらメニューを拡充していきました。

実は、この商品一本だけでお子様ランチ（チキンライス＋ナポリタン＋ハンバーグ＋ミネストローネスープ）を作ることができるんです。こんな商品はこれまでのミツカン商品にはなかったと思います。

大石さん：これ一本でハンバーグやパスタのようなメインディッシュを張れるメニューを作れるようにしました。特に味づくりにこだわり、もう良いというレベルを超えて、さらなるおいしさを目指しました。
やってみるとトマト料理は、トマト缶やたまねぎを炒めたり、難しい部類に入ります。この商品で成功体験を重ねて、最後は本物のトマト料理に挑戦してほしいです。

※写真はイメージです

4.　気になる！開発者のひと工夫

実は大石さん。約8年ほど前に、ミツカンおよびご自身に足りないスキルは“洋風”ということで、イタリアン料理教室を含め３年みっちりプライベートで料理を学び、後に100名店となるフレンチでキッチンもご担当し、洋食のスキルを高めてきました。
この洋食への探求心が、トマト料理の質を高め、今回の味づくりにも活きているそうです。

左：料理教室（講師）やイベントでは、自宅で試作して本番にのぞみます。
右：キャンピングカーでジビエ料理も提供！

大石さん：火加減や調理時間によって炒め具合が変わるフライパン料理は、鍋のような煮込む料理に比べて味にバラツキが出て難しいです。
おいしさのコツは焦げない程度に適度なきつね色を目指すことですが、誰でもカンタンに、このきつね色の時の風味になるよう、「焙煎糖」や「ローストオニオンエキス」を隠し味として使っています。炒め具合に違いがあっても、コクや香ばしさが出るようにアシストしています。