【夏の手仕事】手作りの「ところてん」に挑戦!
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暑さが厳しい夏に、涼しげな「ところてん」を手作りしてみませんか?夏の家族行事にもなるおすすめの手仕事です。
目次
1. 歴史ある食文化「ところてん」
2. あなたの地元はどれ?「ところてん」の味付け
3. 原料は○○!たのしい「ところてん」の作り方
夏の季語でもある、「ところてん」。
日本らしい夏の涼味「ところてん」を、今年は手仕事で作ってみるのはいかがでしょうか?
酷暑が続く夏に、お酢を使ったさっぱり味で食べられるおやつとしてもおすすめです!
味付けのアイデアやおいしさ再発見のヒント、ご紹介いたします!
1.歴史ある食文化「ところてん」
暑い夏につるっとさっぱり食べられる、夏の風物詩「ところてん」。
古くは、奈良時代の古文書「正倉院文書」に「心太」の表記で記されているほど、日本人にとっては昔からなじみ深い存在だったようです。
●昔から続く食文化を大切に
今回レシピ開発に参加したミツカン社員からも「小さい頃、夏には家族で作って食べたなぁ」と、ほっこりする思い出話がちらほら出てきました。
ミツカン創業の江戸時代には、庶民に愛されていた歴史の長いところてん。昔ながらの食文化に触れて季節を楽しむことができるのは、手仕事の魅力ですよね。
2.あなたの地元はどれ?「ところてん」の味付け
ところてんには何をかけて食べるイメージがありますか?
日本各地で食べられているところてんですが、実は地域によって味付けに違いがあるんです。関東など広い地域では酢醤油などでさっぱり食べる方が多く、京都などの関西エリアでは黒蜜をかけて甘い味付けで食べる方が多いんだとか。
その他にも、ぽん酢で食べたり、おろし生姜や和からしを添えたり・・・
夏のおやつにも、味付けを気分で選べるのは楽しいですよね。ご自身の馴染みの味付け以外にも、ぜひ挑戦してみてください。
3.原料は○○!たのしい「ところてん」の作り方
ところてんはなにからできているか、ご存じですか?
よく似た和菓子「くずきり」が植物の「葛(くず)」から作られるのに対し、ところてんは「天草(てんぐさ)」という海藻から作ります。
乾燥した状態だと、こんなモフモフした見た目です。この天草から煮だして、冷やし固めるだけ。
今回このコラムの作成にあたり、ミツカン社員で改めて天草から作った本格派のところてんを作り、酢醤油と黒蜜、それぞれ試食をしてみました。
やはり、天草だけでシンプルに手作りしたものは、格別においしくできました!
心地よい歯応え、歯切れの良さと、特徴的な風味の良さがとてもおいしかったです。いやな磯臭さはないので、酢醤油も黒蜜も、どちらにも合います。
とても簡単ですし、調味液(たれ)の配合も、お酢の塩梅などたくさん試して作成したレシピですので、ぜひお試しください!
▶作り方はこちら:天草でつくる「ところてん」
●作り方のポイント:ところてんの切り方
バットに冷やし固めて、ところてん突きに入るサイズに包丁で切り分けましょう。
●作り方のポイント:ところてんを作るときの道具について
「ところてん突き」は調理道具店やネットショップ、100円ショップなどでも購入することができます。
※プラスチック製のものは手軽ですが、押し出し口が金属製のものよりも、ところてんの断面がギザギザになりやすいのでご注意ください。
※ところてんは包丁で細長く切ってもおいしくお召し上がりいただけます。
いかがでしたでしょうか。
夏の暑い日にさっぱり食べられるところてんを、夏の思い出に作ってみてくださいね。